山室の仕事とは・・・
登山客の方から「山室の仕事って何をするんですか?」と質問を受ける事があります。富士山は特別な環境のため様々な仕事がありますが、主に以下の3つの仕事に分ける事が出来ます。
この中から、いくつかの仕事を紹介したいと思います。
登山者にとって山室の印象を決める要素の一つが布団です。
日が落ちると寒くなる富士山、ホカホカの布団で寝てもらうために天気が良い日には布団を干します。干し場が少ない富士山では、屋根の上はもちろん登山の妨げにならないような場所に所狭しと並べて行きます。一度に5枚以上運ぶ者も。
また布団に破損がないかチェックしたり、風で飛ばされないように石で押さえたりします。天候が変わりやすく濡らすことが出来ない布団、従業員総出で実施します!!
山室ならではの仕事が「金剛杖への焼印」です。
表富士宮口では8軒の山室で、それぞれ意匠を凝らした焼印を押しています。御来光山荘では富士山世界文化遺産登録を記念して、2013年に新しく作り替えました。
世界文化遺産、標高2780mと書かれた焼印はとても人気です。
焼印は、1回300円。登山の記念にぜひ押して行って下さい。
厨房の裏手にあるバックヤード。ここで毎朝行うのが、ゴミの分別です。
厨房で出たゴミ、ジュースの空き缶やペットボトルはすべて分類し小さくしてからゴミ袋に入れます。梱包したゴミは、ブルトーザーで運んだり、山を降りる時に担いで自宅に運びます。
アルミ缶やペットボトルはリサイクル資源として、それ以外はゴミとして処理します。生ゴミは水気を切ってから、バイオトイレを使い分解処理させます。
「富士山にはゴミを残さない!!」
そのためには欠かせない作業となります。
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